yamamotosinyaの日記

仕事を離れて、ライフスライスな記憶として………

王様の市場調査

新製品に対して、直感的に「これは売れない」というのは簡単だし、SNSでもそうした言質を見かけますが、そもそも大量生産の製品開発において個人の感覚でわかるような問題点が見過ごされているという風に思うほうが不自然。

 

仮に、なんらかの根拠があって売れないというのであれば、開発段階で参考にしたであろう市場調査データを知っていて、さらにその読み間違いを指摘できるレベルでなければ、断言できないと思うわけですが、意外に気楽に使いますよね、「これは売れない」という表現。

 

「自分は買わない」という言い方を使わない理由というのが、ちょっと気になり、その心理というのを考察するとおもしろそう、という予感。

 

たとえば「自分は買わない」=「これは売れない」だとすれば、発言者の感覚が市場の王道であり、また多数派であるという前提がなければ成り立ちません。過去の経験から多数派であるという認識なのか、それとも誰もが「自分が市場のスタンダードだ」と主役感を持っているのでしょうか。

 

自分が市場における変わり者(少数派)と認識していることにアイデンティティを求める層も一定数存在するということも考慮しないといけないでしょうが、誰もが自分基準を市場判断そのものと捉えているから「これは売れない」と簡単に断言できるのでは?

 

多様化するマーケットにおいて「自分が嫌いなものは売れない」という判断は難しいし、もはや圧倒的な多数派というのも存在しないような気もしますが、どうなのでしょうか。