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yamamotosinyaの日記

仕事を離れて、ライフスライスな記憶として………

治療についての金勘定

たとえば、寿命を意識する病気にかかったとして、家族を持つ父親の立場で考えたとき。理屈だけでいうと、多額の治療費や生活に関わる一切合切など自分自身が生きることでかかるコストと大病の期間は稼げないと結論づけられる場合は、経済的な損得勘定でいえば、治療をせずにできるだけ短い期間で死んで保険を残したほうが金勘定ではプラスになるのでは? と思うわけです。

 

治療費+治療期間の生活費<将来的な稼ぎの期待値-自分自身の生活費

 

この式が成立しない場合、治療するという選択は、2つの意味で「残る」家族の資産を食い潰すことともいえますから。もちろん金勘定だけじゃないという意見もありましょうが、たとえば「父親が生きていることが大事」というのは家族が考えることであって、自分で言うたぐいの話でないのも事実でありまして。

 

ならば、実際に自分自身が治療をせずに最小限の消費に抑えて、資産を残すという選択ができるかといえば、実際に、その立場になると自分が生きたいという感情が強いのでしょうし、みずから姥捨て山に歩を進めるような決意できるかどうかも甚だ疑問。こうして、シミュレーションしていくことで、理性で感情を抑えることができるかどうか……。

 

そう考えると、凶作になると姥捨て山へ向かった老人の感情と子孫への思いに感服するばかりなのでした(もっとも、完全に自分の意思だったとは言い切れませんけれど)。